Max取り消しプロパゲーション法は、離散確率ノードのみからなるHuginネットワーク(ベイジアン・ネットワーク、インフルエンス・ダイアグラム、オブジェクト指向ネットワーク)で使用できます。 個別にエビデンスを受け取ったノード示すことを除いては、Maxノーマル法と同様です。エビデンスを受け取ったノードのステートの値を示す代わりに、ステートの値が、エビデンスを受け取らなかったかのように示されます。つまり、他のすべてのノードでエビデンスが入力されたことを仮定して、そのステートのそれぞれに存在するノードの値です。ノードが実際にはエビデンスを受け取ったことを示すために、確信度バーはエビデンス用の色コード(デフォルトは赤)を用いて色づけされます。
このプロパゲーション法は、そのエビデンスが最も確からしい配置(の1つ)に対応するか、あるいは確からしくない配置の1つが観測されたことをそのエビデンスが示唆しているか(値100を持たないノードのステートが観測されたか)を確認するために使用できます。
翻訳者:多田くにひろ(マインドウェア総研)