2元配置パラメータ感度

パラメータ感度分析は、確信度の更新(エビデンスの伝播)の結果が、モデルのパラメータの値のバリエーションに、どれだけ敏感であるかの分析です。モデルのパラメータとは、条件つき確率分布のエントリーです。

2元配置パラメータ感度分析は、モデルの2つのパラメータの値のバリエーションに対する確信度の更新の結果を観察します。パラメータ値は、1つまたは2つのノードの条件つき確率分布のエントリーです。

 

2元配置感度分析

2元配置 (P.S) パネルは、モデルの2つのパラメータの値で、パラメータ感度分析を実行します。左上の隅に、ユーザーの入力を受け付ける4つのドロップ・ダウン・ボックスがあります。

Two Way Parameter Sensitivity Analysis
図 1: パラメータ感度分析

同じCPT の2つのパラメータでパラメータ感度分析を実行する場合、以下の列を含む情報表が表示されます:

3D グラフを生成するために使用される感度関数は: Two Way Parameter Sensitivity Analysis.

2津のCPT の2つのパラメータでパラメータ感度分析を実行する場合は、現行では、感度値を計算しません。

ケース・ファイルのインポート

ケース・ファイル またはデータベースからケースをインポートしてから、パラメータ感度分析を実行することが可能です。

"データ・ソース" ボタンは、ウィザードにケースをインポートし、選択しているケースをエビデンスとしてドメインに投入するオプションを提供します。これで、感度分析がファイル中の各ケースについて実行できます。図 2では、ケース・ファイルがインポートされ、表として表示されています。ケースをクリックすると、それがエビデンスとしてドメインに投入され、上記(図 1)に示すように感度分析を実行してから、新しいエビデンスが考慮に入れられて、計算された感度値とラインが変わります。 

感度分析は、エビデンスが投入された仮説ノードでは実行できません。エラーメッセージを避けるために、仮説変数コンボの中で、エビデンスを持つノードのノード名が (e) でマークされます。

複数のケースでの感度

ウィザードにケースが読み込まれている場合、たくさんのケースでパラメータ感度分析を実行することが可能です。 ケース表ですべて (Ctrl-A) または一部のケースを選択して、選択された仮説とパラメータについて感度を計算すると、それらのケースについての結果を表示する表が情報パネルに生成されます。表中の各行は、各ケースでの、仮説の選択されたステートについてのパラメータ感度分析の結果を示します。すべてのケースで仮説のすべてのステートについて感度を計算することはできません。計算が失敗したケース(たとえば、仮説にエビデンスが投入されている場合)では、結果が示されません。  

Across cases
図 2: 複数のケースで計算された感度.

情報表は、感度値に加えて、パラメータ重要度値もすべてのケースで修正されて表示します。最後の行のパラメータ重要度値が、すべてのケースを通過した後に計算された最終の値です。2つのCPTの2つのパラメータでパラメータ感度分析を実行する場合は、現行では、パラメータ重要度値を計算しません。

情報表の行を選択すると、選択されたケースについて感度関数グラフを示します。


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翻訳者:多田くにひろ(マインドウェア総研