ケース・ファイル

Huginグラフィカル・ユーザー・インタフェースは、 ケース・ファイルの保存と読み込みをサポートします。ケース・ファイルは、単一のエビデンス・シナリオの記述を格納します。 図 1 は、ケース・ファイルの事例を示します。
図 1: ある標本ケース・ファイル

図1に示すように、ケース・ファイルの各行は、単一の変数のエビデンスに関する情報を格納します。通常、ケース・ファイルの各行は、下記の文法に従わなければなりません:

<variable name>: <value> [% <comment>]

ここで、

<value> ::= "<state label>" | true | false | <number> | #<state index>

<value> についてのシンタックスの選択は、変数/ノードの カテゴリタイプによります。ラベルつきノードでは、<value> は、"<state label>" シンタックスを用いて指定されなればなりません。 論理ノードでは、<value> は、'true' または'false'のどちらかです。数字つきノードまたは連続確率ノードでは、<value> は、数字(たとえば 1, -4.2)です。区間ノードでは、<value> は、must be specified as #i として指定され、ここで i は、問題のステートのインデックス(最初のステートは、インデックス0を持ちます)です。

Huginグラフィカル・ユーザー・インタフェースが実行モード になっていて、エビデンスが入力されると、いつでもファイル・メニュー の"ケースを保存..."から、 ケースファイルを生成できます。同様に、実行モードで、"ケースを読み込み..." 項目からケースを読み込むことができます。ケースが読み込まれると、すでに入力されたエビデンスは消去されていることに注意してください。


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翻訳者:多田くにひろ(マインドウェア総研